ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム -大切なことは彼岸島が教えてくれた-

「いくらブレワイの続編って言っても大作の続編って大抵蛇足になるんだよな〜。まぁ一応はプレイするけどw」
そう言っていた奴らの土日は一瞬で消え去りました。ついでに言ってない人達の土日も消滅しました。

Nintendo Switchのローンチタイトルにして今やオープンワールドゲームの代表とも言える超傑作、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』。
その続編、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』が5月12日(金)に発売されました。

誰もが期待する一作であることは言うまでも無いです。
ただでさえ未だ語られるオープンワールドの傑作がSwitchが成熟したハードとなった今、ハードの性能をフルで活用したらどうなるか。
無限に走り回れると感じたあのハイラルの土地が拡張されたらどうなるか。
想像するだけで脳が自動でシミュレーションを行ない、指が勝手に動いてしまいます。それはもう病気だろ。
なんと言っても私はSwitchを発売日に買い、同時にブレワイを始めた人間。話題作という言葉に釣られたミーハーの楽しみ度が100だとするなら、私は999999999999999です。今、無駄なプライドが無駄に敵を作る音がしたな。

というわけで楽しみにしていたティアキンをとりあえず30時間ほどプレイしました。
面白すぎて体調崩したので気分転換に序盤のプレイ記録を書き記しておきます。
昨年の9月に公開された情報以降、発売までは情報をシャットアウトしてきたので舞台が空に広がる事くらいしか知りません。事前に公開されていた情報をほとんど知らない真っ新プレイです。
ダンジョンを一つ攻略したところまで書くと思うので、ネタバレ回避は自己判断でお願いします。
よし、これで好き勝手書けるな！

記録

チュートリアル

ここはよくある、厄災ガノンから救われた剣と魔法のRPG世界。
物語はここから始まる。

ゼルダと共に瘴気が漏れ出すハイラル城の地下を調査。
ブレワイ後なのでハートMAXのムキムキリンク。

最奥で顔にガノンドロフですと書いてあるミイラと対面。
ミイラの呪いによりマスターソードは朽ち、リンクは腕がアシタカになり、ゼルダは消えた。

気付いたら全裸にひん剥かれた上にかっこいい腕くっ付けられとる。

マスターソードは折れ直になったし、途中で装備は置いてあったけど腰巻しか手に入らなかった。今作は半裸で過ごせってことですか？

初のタイトルロゴ表示の感動と半裸スカイダイビングという異常性癖に挟まれて圧死しそう。

このファプタ(メイドインアビス)Lv999みたいなのが助けてくれたらしい。半裸にしたのもお前か。
時の神殿とかいう馴染み深すぎる場所に着いたはいいけど入れず。入るためには3つの祠を巡れということらしい。はいチュートリアル。

前作と同じく、それぞれの祠で機能(アイテム)が解放されていきます。

一つ目はウルトラハンド。
物をキャッチして自由に動かせる。前作のマグネキャッチと違い金属以外も掴めるし、オブジェクト同士をくっ付けることもできる。
今作の自由を象徴する無法な機能です。

二つ目はスクラビルド。
武器、盾、矢に素材を組み合わせてパワーアップさせられるようになる。
今回の冒険の肝とも言える機能。

そして三つ目の祠は雪山だったんですが、前作と同じで寒いと体力が減る。

そりゃあ半裸は寒いだろ！

寒さの影響を受けない洞窟に辿り着いたと思ったらキッショい敵がいて泣いてしまった。
戦ったら雑魚だったしライクライクだと分かったら安心しましたが。

そして洞窟を抜けた先が問題。
高台の上に目的地や宝箱があるのは見える。だが崖は凍っていて登れないし、周囲にあるのは木と丸太のみ。30分くらい散策したけど登る手段は見つからず。マジで詰んだ。

そこらに転がる丸太を眺めて考える。
丸太でどうしろと。ウルトラハンドとスクラビルドでどうしろと。彼岸島じゃねえんだぞ。
もう木を切って丸太量産して繋げれば梯子みたいならない？とか半ば諦観の入った考えすら思い浮かぶ。そんなんで上手くいったら苦労しないだろ。

いけた

マジかよ。
いいのかこれで。
未だに正当な攻略法は知らない。

そんなこんなで手に入れたトーレルーフ。
頭上の天井から潜ってその上の床から出られます。
正しい経路という概念をぶち壊す異常な機能。

三つの祠をクリアしたので時の神殿へ。
体力足りないからもう一つ祠クリアして来いと言われる。最初から言え。

あといつの間にか服手に入れてる事に気付いた。ごめんリンク。

4つ目はモドレコ。
一定時間、オブジェクトの時を巻き戻すことができる。
謎解き用アイテムかと思いきやちょっと悪さができるあたり今後悪用方法が増えるかもしれない期待の機能。

これをもってようやくチュートリアルは終了。ラウルはチュートリアルという役目を終えたため消えました。
ゼルダは一瞬出てきましたが、「私を探して」の言葉と共に再び行方不明に(ついでに折れ直マスターソードも消えた)。
探せたら探す。

ハイラルの地

ここから飛び降りるの！？パラセール無しに！？！？！？

着水すれば大丈夫ってものではなくない？

ハイラル城が禍々しい感じになっていてめちゃくちゃ安心する。やっぱハイラル城は禍々しくなってないとな！

砦みたいなところに行ったらリンクとゼルダが行方不明扱いされてました。
プルアが探してるとのこと。そんな奴もいたなーあの若返りすぎたちんちくりんの研究者。とか思いながら会ったんですけど

これはズルいでしょ(好き
ブレワイと厄災の黙示録のビジュアルを足して2で割ったような見た目になってる
肉体年齢ってそんな自由に操作できるものなのか、とか死ぬほどどうでもいいな！

どうやら今作は全ての武器が錆びてるらしい。
とにかくスクラビルドで強化しろの意。

パラセール。落下死からの解放。

そして鳥望台。今作のシーカータワー、つまりマップ開放端末。

その手順とは

リンクを触手で端末と繋ぎ

射出！

上空からリンクが直にスキャン

人権とは何なのかを考えさせられる。
ハイラルを救うためなら何やってもいいのか？
まぁプルアさんに言われたら仕方ないか。
よし。

こいつは何なんだよ。
ONE PIECEの世界から出てきた？

次は瘴気が発生している穴へ。

地下世界！？空もあるのに！？！？
なに？この世界の広さ本当に無限になった？？？

奥に進んだら前作の同じカメラ機能、ウツシエを手に入れました。

この非常事態に辺り一面暗闇の空間で記念撮影するこの胆力。豪傑すぎる。

ここまで進めることで晴れて自由の身となれました。
北西にあるリト族の村へ行けという指示をもらったので中央ハイラルを散策しつつ向かいます。

馬がいたので早速手懐けました。
ちなみに名前はイヌ。

前作のつよつよ馬も引継ぎで使えますが、折角なので今作は今作の馬と冒険していきます。

本物の犬もいる。

ここは丸太の橋を作って水の上を渡る祠。

最後に置いてあるのは大量の丸太と扇風機。
大丈夫。
大切なことは全て彼岸島が教えてくれました。

みんな丸太は持ったな！！行くぞォ！！

余裕すぎる……。
もうティアキンのこと完全に理解しました。
丸太は全てを解決します。
ありがとう師匠。ありがとう明さん。

？

？？？？？？？？

青ボコブリンにワンパンされました。
世の中には丸太じゃどうにもならないこともあるらしい。
分かった。

そっちがその気なら、やろうか。

しねぇ！！！！！！！！！
誉れは前作時点で死んでいたことを思い出しました。
そういえばリンクさん奇襲が趣味だったもんね。

その後はこのギャグみたいなイワロックと30分くらい戦ってた。
実はトーレルーフで完封できたりする。

なんか段々景色が変わってきたなと思ったらリザルフォス登場。
こいつも普通にワンパンしてくるし、これ本当に方向合ってるのか不安になってくる(マップを見ていない)。

ゲルド砂漠じゃねえか！！！！！
北西に向かってたつもりがいつの間にか南西に向かってたっぽい。
面倒なのでこのままゲルド地方を攻略することにしました。
ちなみにイヌは崖を登れなかったので捨ててきた。

一つ目の地方

※ネタバレ注意

砂塵に覆われてマップが機能しないし対策しないと暑さで体力が奪われるという地獄。
明らかに一つ目のステージじゃないよなと思いながら戻るのも面倒なのでずかずか進んでいきます。

案の定なんか早速ヤバそうなやつ出てきて泣いた。
普通に攻撃しても全然ダメージ入らないし、動きが遅いのも絶妙に怖い。
武器3つくらい壊した挙句、属性攻撃を与えるとしばらく攻撃が通るようになる事に気が付いたのでそこまで脅威ではなくなりました。
ちなみにこいつの名前はギブド。
ギブドって今までのシリーズだと包帯巻いたミイラ男みたいな敵じゃなかった？これどっちかというとリーデッドだろ。

ゲルドの街。
砂嵐で壊滅したらしい。

町民は地下に避難しているとのこと。

例によってリンクは男なので入れず。

侵入経路を探して突入したら怒られた。

なんやかんやで女王のルージュに会うことに。
ルージュってあれですよね。ゲルド族にしてはちんちくりんの。

でっか！！！！！！！！！！！
ちんちくりんの幼女がしばらく見ないうちに成長していて面をくらうやつ、一日に2回も起きることあるんだ。
感動しました。ティアーズオブザキングダムは世界に誇れるゲームです。

ルージュと協力してギブドから街を守ることに。
ルージュの能力は雷。協力技は「ルージュの雷撃範囲内で矢を射ると当たった箇所に雷が落ちる」というもの。敵に当たれば直接雷を落とせるし、直接でなくてもある程度は周囲に広がるので敵をまとめて倒すこともできます。前作であったウルボザの怒りの弓矢版ですね。
ここらへんは特に苦戦もせずあっさり終わりました。ルージュが強すぎる。

その後は砂塵とギブド発生の原因を突き止めるための謎解き。

砂漠で三角形の光を作るだけです。
(↑余裕でした感出してるけど分からなすぎて1時間以上かかってる)

謎解きで出てきた装置を起動するとお待ちかねのダンジョンが出現。
ルージュと共に攻略することに。

いきなりボス戦、と思いきやすぐに退散。
後で再戦します。

いざ雷の神殿へ。

少し進むと7階まであるクソデカ広間に到着。
最上階へ行くためのエレベーターが起動しないから4つのバッテリーを動かそう、という謎解きが始まります。
攻略内容は割愛しますが、上の階へのルートが分からなすぎてトーレルーフで無茶苦茶な移動をしました。最上階もトーレルーフ使えば普通に行けます(ボス戦は始まりませんが)。流石に攻略の自由度高めすぎだろと思った。

そして最上階へ。

最初のボス、クィンギブド。

ルージュの雷を当ててガードを剥がし、そこにもう一度雷を当てることで怯ませることができます。

攻略法は単純ですが、問題はほぼ全ての攻撃がワンパンなこと。やられる度にロード画面で防具を強化しろと言われるんですが、強化する方法が分からないのでひたすらオワタ式をやる羽目になってます。何で最初のボスがオワタ式なんだよ。
後半戦に差し掛かると雑魚を大量召喚。もちろん雑魚の攻撃もワンパン。オワタ式な上に弾幕ゲーの様相を醸し出してきたぞ。

──苦節1時間ほど。

全ての攻撃をかいくぐる事に成功し、ようやく撃破。
これ開発フロム・ソフトウェアでしたっけ？

ハートの器も手に入ったしこれでオワタ式から解放されると思いたい。

なんか過去の偉い人が出てきて語り始めた。
要約すると全部ガノンドロフが悪い。

いつでもどこでもルージュが力を貸してくれるようになりました。
霊体が戦ってくれるし雷も出せます。

これにて一つ目のステージ攻略完了です。
この時点でプレイ時間15時間くらい。一発目からオワタ式とかいう異常事態は流石に疲れました。次のステージに進む前に、しばらくはマップを解放しながらボコブリンをしばいて回りたい。

P.S.
ウルトラハンド製自動車でボコブリン共を轢き○すの楽しすぎだろ。

まとめ

任天堂は時間が有限であることを知らないらしいです。
この記事書いてる時点で30時間ほどプレイしてますけど、まだ二つ目のダンジョン攻略中ですからね。マップも半分くらい黒いですし、空と地下なんてほとんど行ってないです。もうプレイヤーを永遠にハイラルに閉じ込めておくために作ったとしか思えない。
新機能もそう。どれもこれも自由度を爆上げしてハイラル内の全てを遊び道具に仕立て上げてくる。
まずトーレルーフのせいで目に見える地面だけを歩くという固定観念が消え去りました。天井は道、これが新たな常識です。
ウルトラハンドはもはや工作。好きなもの作ってハイラル中に自慢しろと言わんばかりの物理エンジンフル活用。ネットは極力見ないようにしているので分かりませんが、たぶん今ネットではロボコンが開催されてるはず。
そしてモドレコ。
空から岩が降ってきたのを見た瞬間、何かが「お前には翼があるだろう？」と語りかけてきました。

岩にモドレコを使えば

Fly Away
実質リーバルトルネードだし、実質ビタロックロケットです。
大空の自由はリンクのものです。翼などなくても空を飛べる。もはやリト族の尊厳破壊。
ここまで来たらもうなんでもありだろ。発想次第で本当に無限に遊べそう。

あ、分かってしまいました(天啓)。
たぶん任天堂は人間の魂をNintendo Switchに移し、人類のステージを一つ上に押し上げるための実験をしています。よく見たらパッケージに「エルデンリング○す！！！！」って書いてありました。
この真実に気付いてしまった私はおそらく消されると思いますが、せめてもの抵抗としてここに真実を残しておきます。おわり。

シド王子に癒されたくてゾーラの里方面向かったらデスマウンテンに辿り着いた。
ユン坊、嘘だよな……？

9割のプレイヤーが「私を探して」の言葉忘れてると思う。