心象風景

なんですか、これ

ぼっち・ざ・ろっく! -ネコもアヒルも好き、でもやっぱりワニが好き-

※アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』1話の感想記事です

澄んだ空気に、昇る陽が映える朝の間。
夜を越えて冷え切った空気には嫌でも冬の訪れを実感させられる。
活動拒否と言わんばかりに冷え固まった体を無理矢理に動かし、ホットコーヒーを入れる。
冬の目覚ましにはシティローストしたマンデリンコーヒーが最適だ。
熱いコーヒーを啜りながら、スマートフォンを手に取りニューヨーク・タイムズを眺める。
相変わらず目に入るニュースは一市民には手に負えないものばかりだ。
紛争問題云々、大手暗号資産取引所が破綻、消費者物価指数が予想を下回った等々。
スケールの大きすぎる話ばかりで、興味よりも億劫な気持ちが勝ってしまう。
軽くため息を吐きながらブラウザを落とそうとしたところで、衝撃的な見出しが網膜を焼いた。

アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の主題歌、アジカンじゃない!?

 

はじめに

alu.jp

この記事を読んでいるということはわざわざ紹介せずともご存じでしょう。
まんがタイムきららMAXで連載中のバンド漫画、『ぼっち・ざ・ろっく!』
かの有名な海外ドラマ、ストレンジャー・シングス』でもぼっち・ざ・ろっく!134巻を賭けて自転車競走を行うシーンがあり、1980年代の頃からアメリカでも大人気なことが窺えます。
もしぼざろについてよく知らない方はこちらの紹介記事を参考にしていただければと思います。

kokoroch.hatenablog.com

その大人気漫画の衝撃ニュース。
誰もが疑わなかった主題歌アジカンがまさかの実現せず。
あのドウェイン・ジョンソン
「衝撃だったね。オレ自身がロック・ボトムをくらったような衝撃さ。」
とコメントを残している程です。

 

私もビックリしました。
以前書いた紹介記事が笑いもんじゃないですか。
びっくりしたのでアニメ1話を観ました。
アニメ1話を観たので感想記事を書きました。
観たのは3週間前、ブログ更新は1年8ヶ月ぶりです。
対戦よろしくお願いします。

1話を観た

初っ端からオリジナリティー溢れる導入!(アニオリの意

 

アジカンじゃない!!!

 

喜多郁代陽キャの皮を被った異常者、喜多郁代じゃないか!

 

伊地知って苗字、アジカンとこの作品と呪術廻戦でしか見たことないよね。

 

「いいいいイキってすみません…」

2億回は見たやつだ。

 

会話の順序結構変えてますね

 

オリジナリティー溢れる締め!

 

EDもアジカンじゃない!!!

 

 

観終わりました。
知ってましたけどアジカンはいませんでしたね。普通に考えてアジカンが主題歌なわけないだろ誰だよアジカンが主題歌って言ったの
全体的にすごく良かったです。後藤ひとりと結束バンドの始まりが丁寧にアニメとして描かれていました。
原作ファンとしてこういうのが観れたのは嬉しいですね。
まず後藤ひとりがどういう陰キャでどういう承認欲求モンスターでどういうギターヒーローなのかが描かれましたね。
開始5分くらいでこの子がどういう人間かが分かるようになっています。まぁ人間ではないんですけど
痛々しい行動を取りながら伊地知虹夏に遭遇。結束バンド唯一の常識人です。
動いて喋るとぼっちとの対比が一層際立ちますね。まぁ他のメンバーが色物すぎてキャラが薄くなっていくんですけど
次にベースの山田リョウも出てきました。変人っぽいけどクールな人です。まぁクズだし雑草とかも食べるんですけど
あと同級生の喜多郁代も少し映りましたね。まぁ例によってあれなんですが。
そしてぼっちのぼっち気質のせいで本来の実力は出せずにライブは成功とは言えず。
でも結束バンドは結成したばかり。結束バンドの未来はここから始まるのだ、といった感じで第1話終了。

アニメとして新規の描写が増えていたり、構成を変えて会話の順序を変えたりと原作との相違点も結構ありましたね。
特に、原作の特徴だったテンポの良いギャグやリアクションが抑え気味に感じました。ドラマ性重視の作りにしたのかな。
その影響かセンシティブな表現だったのかは分かりませんが、ぼっちが他人を自分と同じレベルに貶めて安心するギャグが弱くなっていたのは少し残念なところかもしれないです。
1話はキャラ紹介的な意味合いが大きいでしょうし、抑え気味というか様子見なのかもしれないですね。原作でもそれは変わらないですし。
各キャラの異常性が判明してくるのはこれからなので、このアニメも本性は段階的に晒してくるのでしょう。こわ。
アジカンについては、当然ですよね。きららアニメだし。もしかしたらどこかでカバーとか、その程度ならあるかもしれない。
他には「ぼっち・ざ・ろっく 完」でEDが流れるところはアニメならではの勢いがあって原作よりも面白かったです。


あと柴犬のジミヘンがとっても可愛かったですね。
可愛すぎたのでキアヌ・リーヴス「可愛すぎない!?」ってLINE送りました。
ジョン・ウィック:チャプター4は2023年公開予定です。


www.youtube.com

まとめ(ここでオーラ・リーが流れる)


上でも書いた通り、アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』1話は原作からギャグを少し弱くしてテンポを落とし、ドラマ性をより強くした作りになっているなと感じました。
それは全く悪いことではなく、むしろ英断だとも思います。
漫画は漫画、アニメはアニメの、媒体によって適した魅せ方はそれぞれ違います
原作のギャグとテンポの良さは強みですが、ドラマも同じく強みの作品です。
1クールで魅せるためにギャグよりもドラマ性の協調を選択した、それだけの話です。
後藤ひとりと結束バンドの成長物語の始まりとして見たら文句のつけようがない第1話でした。


でももしかしたら2話以降はハイスピードギャグアニメになるかもしれないですし、このままドラマ性重視になるかもしれないです。両方の性質を併せ持つ♠かもしれません。
『ぼっち・ざ・ろっく!』は名前の通りロックな作品なので、ホラー寄りになるかもしれないです。ぼっちの人外リアクションとか壁一面の写真とかぽいずん♥やみとか、ホラー描写に事欠きませんし。
ちなみに、私は基本的に履修済み漫画のアニメを観ませんので2話以降を観るかは分かりません。
執筆時点(2022/11/18)で6話まで放送済みみたいなのでこの記事書いてる暇があったら観ろよでしかないのですが、
そんな辛辣なこと言われたら私もぼっちの顔が物理的に崩壊するシーンを「3回見たら死ぬ絵」としてネットに放流するしかなくなるので言わないでください。

あ、でもお気に入りの話とかは観たいですね。ぼっちが承認欲求に溺れて20万円をドブに捨てる話とか。
あと原作ファンとして当然のことですが、ぼざろが大人気コンテンツになったらアニメからの新参にマウントを取ってやるくらいは考えてます。

alu.jp

何はともあれ、アニメ化で人気が加速したら嬉しいですし、飛ぶように原作が売れてくれれば更に嬉しいです。
この記事をここまで読まれた方は是非とも漫画の『ぼっち・ざ・ろっく!』買って読んでください
そこには後藤ひとりの成長が、結束バンドの結束力が、ライバルバンドとの戦いが、新たなる異常者たちが描かれています。
もう持ってる人?そんなの全巻もう一冊ずつ買えばいいだろ



 

 

 

 

はじめにも書きましたが、1年と8ヶ月ぶりのブログ更新となりました。
最近のハンターハンター連載再開(3年11ヶ月)よりも圧倒的に早いです。
喧嘩稼業やドリフターズの新刊が出ない期間(3年くらい)よりも全然早いです。
なので別に更新が遅かったとは思いません。嘘です誰か叱ってください。

言い訳をすれば、今年も色々忙しかったです。
ヒスイ地方で差別され、エルデの王となり、ダンブルドアの元カレがマッツ・ミケルセンになってたり、
捕らわれたワドルディ達を救出したり、メフィラス星人がネットミームになったり、
トム・クルーズがマッハ10で飛んだり、オースティン・バトラーが腰を振って怒られたり、
傀異錬成ガチャのせいで無限周回を強いられたり、新時代が大ヒットで覇王色バリバリだったり。
ゲームと映画ばかりですね。まだまだありますが。
まぁでも、今年ももう終わります。残りはゆっくりしたいところです。
のんびりとブログをもう一記事書いたり、創作活動とかできればいいなと思ってます。
今年はもう大作とかもありませんし。



 

 


私はホゲータにしようと思います。