心象風景

なんですか、これ

アサルトリリィ BOUQUET -怒りの日の先で見たもの-

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『アサルトリリィ BOUQUET』最終話、観終わりました(二週間前の話)。
地球46億年の歴史に比べれば二週間など誤差にすぎないのでついさっき観終わった事にしておきます。
個性豊かな少女達の愉悦、幸福、苦悩、怒り、慟哭、欲望、愛など多種多様な生き様を受け取れるとても刺激的な作品でした。
その内容の素晴らしさは全世界に伝わり、北欧の至宝マッツ・ミケルセンにも届きました。
「アサルトリリィには中毒性があるね。息子と観てハマってしまったよ。」
と大好評の様です。

大変心に響いたこの『アサルトリリィ BOUQUET』なのですが、実は最初の数話はあまり良い印象を抱いていませんでした。
それが何故ここまで絶賛するようになったのかを、全12話を振り返りながら所感を述べていこうかと思います。

作品紹介

近未来の地球――
人類は「ヒュージ」と呼ばれる謎の生命体の出現で破滅の危機に瀕していた。

全世界が対ヒュージという一事に団結し、
科学と魔法の力<マギ>を結集した決戦兵器「CHARM(チャーム)」の開発に成功、
その使用者となる少女たち「リリィ」を養成する機関「ガーデン」を各地に設立した。

ガーデンの中でも名門と名高い百合ヶ丘女学院に
補欠ながらも合格を果たした一柳梨璃は、
人類存続のために戦うリリィとしての一歩を踏み出す。

引用元:https://anime.assaultlily-pj.com/introduction/

スイレン

スイレン

  • メディア: Prime Video
 

各話感想

第1話「スイレン

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バトル系なのね
※前情報皆無の状態で観てます

 

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OP始まった

 

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何だこの変なラップ!?

 

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なるほど主人公
ストライクウィッチーズみたいなものか?

 

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序盤で主人公を敵視するタイプのキャラか?

 

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キャラが……キャラが多い!!!!!!!

 

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京極夏彦の小説に出てくるやたら妖怪に詳しい人みたいな奴じゃん。助かる

 

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古生代の生物みたいな名前の奴出てきた(最終回までに覚えられそうにない

 

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よくある初回戦闘

 

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共闘&助けることで絆を深める感じか

 

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主人公を見直すどころかベタ惚れした!
まだ1話だぞ!?

 

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EDだ

 

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!?!?!?!?!?!?!?

 

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何だったんだ今の……

 

 

 

 

 

ふぅーーーーーーーーーー

 

 

 

 


私はキレた

 

 


まずキャラが多すぎて疲れる。名前なんて絶対に覚えられないし、ここまで多いと掘り下げも既に放棄してるようなもの。
マイケル・J・フォックスみたいな名前のキャラに至ってはキャラ造形が古すぎる。最初敵視していた主人公にベタ惚れって……今は令和だぞ!
とりあえず女の子いっぱい出して百合百合しくさせてそれっぽい舞台を整えておけば満足するだろみたいな意図が透けて見える。
オタクを嘗めてるとしか思えない。
声優の演技も正直不安だし。あとOPに変な合いの手挟んでくるし。
でも基本構造は私好みでもあったし、これから面白くなるかもしれない。
何よりEDでレズ○ックスしてた二人が気になるのでもう少し観てみよう。

第2話「スズラン」

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あ、キャラ多すぎ問題は毎回名前を紹介して解決するのね

 

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早速キャラ増えたんだが!

 

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レズに財力を与えるな

 

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リンド・L・テイラーさん結構いい人だな。

 

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スール制度きたな

 

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終わった。

 

 


キレた。

 


更に増えるキャラクター。次々と開示される設定。味の薄いストーリー。
設定に関してはどこかで見たような要素の混ぜ合わせ。なんというかオリジナリティーに欠けている。
あとユユ様と工廠科のメガネとリリさんのルームメイトの3人でビジュアル被ってない?大丈夫?
OPも相変わらず変なラップ挟んでくるし。
でもJ・D・サリンジャーさんは良かったね。今時こんなこてこての負けヒロイン像ある?と思ったけど中々逞しい女だった。
「ちょっとそこ!わたくしの梨璃さんから離れなさい!」

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「過去には囚われませんの」

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「どこか気になるところはありませんか?どこであろうとお流しいたしますよ。うふふ」

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などなど真っ直ぐな劣情を零しながらも、惚れた女のために親身になって相談に乗る姿。そしてゆゆ様と対峙する情熱には感服しました。
それはそれとEDでレズセ○クスしてるあの二人は何?

第3話「ワスレナグサ

アニメにおいて第3話とは審判の日である。
ここまで積んだ内容により永遠の命を得るか、業火に焼かれるかが決まるのだ。
裁定の時、来たる。

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先週の流れ通りシュッツエンゲルになれたらしい。

 

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ノインヴェルト戦術って何!?!?

 

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楓さん……

 

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故人なのね

 

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ヒュージさん来た

 

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結構過酷な世界観なんすね

 

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主人公が救うのは王道だね

 

 

 

 

 

 

ここが地獄だ

 

 

 

 


頭の中でモーツァルトレクイエム・怒りの日が流れ続ける。
映画アマデウスではたしか、ヴォルフガング・アマデウスモーツァルト「アサルトリリィは史上最高のアニメ!他はゴミ!」と触れ回った事がアントニオ・サリエリの怒りを買い、ころされる一因となっていた。そんなことを思い出す。

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ユユ様の事情開示から解決までのスピードが早すぎる。RTAでもやってるのかな?
早すぎて感情移入する隙も無い。正直5話くらいかけてじっくり視聴者を入れ込ませてくるものかと思ってた。
若干コメディチックな日常に対して、シビアな世界観に残酷な現実の描写。それらは緊張感を生み、ユユのトラウマの深刻さを十分に伝えていたと思う。
しかし、この一話だけでユユのトラウマが祓われたというのはどうかと思う。シュッツエンゲルとして特段目立った親交を深めていたわけでも無いし、そんな親愛度2くらいの状態で、暴走状態から救われたらあっさり心を許すというのはユユというキャラクターの薄っぺらさが先行してしまうのではないか。
あとノインヴェルト戦術の説明は今回必要だったのか。チーム結成時でよかったんじゃないか?
何が描きたいのか分からない。
もうサミュエル・L・ジャクソンばりにf○ck連発した。
OPに変なラップ入ってるし。


…………で、この二人は何?

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第4話「キンモクセイ

切ろうかと考えましたが、EDでレズセッ○スしていた二人にスポットが当たるらしいので観ます。
結果として切らなくて本当に良かった。

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EDでレズセック○してた人達!

 

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カップルネームとかいうド直球から繰り出される「ユリ」
何の捻りもない!

 

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ヤバい。このコミカルさ結構好きかもしれない

 

「レギオンを作りなさい」

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あれ、レズセさん達思ったより仲良くないぞ

 

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うおーーーーーーー楓・J・ヌーベルさん!!!!

 

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全然仲良くないぞ!!!

 

「また分からんちんなことを~。まっ、そこが魅力なんですが」

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負けヒロインなのに彼女面してる……

 

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当たったら死ぬだろこれ!?

 

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撃ち返した!?

 

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なるほど

 

 

 

 

…………………………

 

 

 

 


素晴らしかった。

 

 

 

 


先週のシリアスさを感じさせないコミカルな雰囲気。話の軸をレギオンに移行し、ここまでで顔見せしていたキャラ達の立ち位置を示し、描写済みのキャラはテンポ良く加入させていく。観ていて心地よかった。
あと工廠科一年の、えーと、アノマロカリスちゃんも可愛かった。
OPに変なラップ入ってるけど。
そして何よりも郭神琳と王雨嘉の関係が掘り下げられた点について。
いやもう非常に驚きました。この二人は既に出来上がったカップかと思っていたので。というかほとんどの人がそう思っていたはずです。だってEDでレズセしてるし。
妙に気まずそうな雰囲気を放っていたあたりで疑惑が浮上し、レギオン勧誘で明確にギスギスしていました。
王雨嘉さんは無関心といったところでしたが、郭神琳さんは隠す気も無いようにイラつきが出ていましたね。
そしてあの殴り合い(殴り合いではない)。一歩間違えば大怪我、いや死ぬかもしれない大胆な実力披露。その間にあるのは確かな信頼。
雨嘉さんは寸分違わず狙撃してくれるし、神琳は確実に弾丸を斬り落とす。お互いの確信無くしては成立しない試練。
ここまででも裏で交錯している絆を十分なほどに確認できましたが、なんと最後にもう一段階ありました。神琳が弾丸を文字通りはじき返します。
これも当然、当てが外れれば大事故ですが、そこは雨嘉の実力を限りなく信用した神琳の行動。雨嘉は即座にチャームを変形、迎撃します。
この一連の流れを観た時、マジで唖然としました。
神琳も雨嘉もお互いに躊躇なく撃つし撃たれる。何度も言うけど下手したら死にますよね、これ。しかも最後は不意打ちで弾丸を跳ね返すし。お互い絶対に他の相手では成立しないですよね。
その最後の一発だけ返すその理由が「優秀なのにうじうじしている態度にイラついていたから」ですからね。それも単なるストレス発散ではなく、雨嘉さんはできると信じているからこそ踏み切っています。
これもう精神的な殴り合いですよ。そしてその果てに迎えるのは背中を預けられる信頼の確立ですよ。もう、感無量です。何てものを見せてくれたんだ。


Thank you so much, Assault Lily BOUQUET!!

 

4話の視聴を終えた私の目には大きな節穴が空いていた。

第5話「ヒスイカズラ

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夢結様ベタ惚れじゃないですか

 

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一度くらい目を見て話せ

 

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ラムネあった

 

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ギオン揃うの早かったな

 

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カリスマ……

 

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夢結の想いと不器用さ、リリィ同士の交流、学園外の退廃的な世界、レギオン結成、梨璃のスキル、不穏なダインスレイフ。一話でここまで描写できるのか。
人間関係の進展を描きながらストーリーも進んでいく。情報が氾濫することもなくテンポも程よい。キャラに愛着も湧いてきた。
この作品の味が出てきたと感じます。
恐らく3話までで舞台の準備を済ませたことによって前回からこの作品がやりたかった事を描けているのだと思う。
ボコボコに貶してごめんなさい。かなり面白いです。
カリスマについてもあっさり夢結が懐柔された理由にもなってるし今後の関係の鍵になるかも。まだ分からないけど。
以下雑感。
OPの謎ラップがちょっとクセになってきた。
字で性格が出てるの好き。

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ケファラスピスちゃんの字がくっそ汚いの好き。
ラムネ美味しいよね。タブレットの方は私も糖分補給によく食べます。
むっつり雨嘉さん良い。
ここの楓・J・ヌーベルさん好き。

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第6話「スミレ」

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開天闢地へと hurry upしたらまだまだいける ゴーウェーーーイ!!

 

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一柳隊結成

 

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最強クラスのレギオンが討伐失敗した……!?

 

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ルナティック面倒くさい女

 

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初陣でノインヴェルト戦術を!?

 

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かっこよ

 

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一柳隊結成、初陣からのノインヴェルト戦術。合間にダインスレイフと夢結のトラウマを挟みつつ梨璃との関係も深める。3話で見たような部分もあるけど概ね前半の集大成と言った感じですごく熱かったです
ノインヴェルト戦術の由来が明かされました、9つの世界と。チャームの名称とかもそうですがやっぱり格好良くていいね、北欧神話(北欧神話大好き人間)。
話の流れ的には3話のアップデート版で、またルナティックトランサーが暴走しましたね。
夢結のトラウマと連動している部分もある様で、かつ夢結のトラウマも複数段階ある様子。どうも3話で完全に払拭はされてなかったらしい。今後も過去と向き合いながらルナティックトランサーをコントロールしていくのかな?
梨璃も本領を発揮。夢結の狂化を鎮め、レギオンの士気を上げる。今のところ良い影響しかないし不穏な要素ではないと受け取っていいんですかね。
ラストスパートのノインヴェルト戦術は最高でした。一人一人繋いでいくマギスフィアのビジュアルには美しさを感じました。
中でも楓・J・ヌーベルさんは溜まりに溜まった終盤のマギスフィアを余裕で扱う強者の風格、そして失敗しかけてもぶれない発言。笑った。

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最後にシュッツエンゲルの共同作業と。ここはもろに3話の再現ですね。今後もやりそう。
そういえばヒュージを倒した後の神琳さん、やけにのびのびとしてたけど素は結構やんちゃな性格なんですかね。

 

このあたりから公式アカウントを漁ったりして詳しい設定を勉強し始めました。
十年以上もののコンテンツだけあってこれが物凄く練られていて。学園やらリリィやらレアスキルやらが大量に出てくる。なんかアニメでモブみたいなキャラが最強クラスのリリィだったりする。とんでもない領域へ足を踏み入れてしまった。

第7話「フリージア」

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人間か怪しい娘ができる展開、どこかで見た

 

「ことこの事にかけては私に一日の長がございましてよ~」

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楓さん逞しくて好き(お前負けてるんだぞ

 

「ゆり」

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娘の名前にカップルネームを付けるな!!!!!!

 

新展開。
伊藤みっくが仲間になりました。
人造リリィやら人を模したヒュージやらの疑惑がありますが、今回の話を見た限りでは悪い子ではなさそうです。
カップルネームを名前にするのは言い逃れのできない既成事実で面白すぎる。楓・J・ヌーベルさんも「いつの間にやら既成事実が積み重ねられてますわ……」と言って頭抱えてるし。強く生きてほしい。

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第8話「ツバキ」

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楓さんにっこにこでウケる(背中流すだけで満足なのか?

 

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テロップに表示される既成事実

 

「さて結梨さんの事もひと段落したところで、次は雨嘉さんね」

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何!?こんなところでイノチ感じる気か!?!?!?

 

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リリィが大量に出てくる

 

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結梨VSメカ・ルンペルシュティルツヒェン

 

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百由様とトロピウスさんの漫才良いね

 

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ギャグ戦闘なのに作画凄すぎでは

 

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特殊ED

 

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やっぱ人造リリィなのね

 

多数のリリィが騒ぎに騒ぐお祭り回と思いきや、まるで劇場版かと錯覚するような豪華な結梨の初戦闘シーン。そして明かされる真実と暗躍する楓・J・ヌーベルさん。今回も盛りだくさんでしたね。
それぞれのリリィ達が個性を発揮しながら存分に暴れ回るという、アサルトリリィの魅力が凝縮されたような話でしたね。楽しかったです。
ストーリー的にも裏で何かが動いていて、不穏な空気が漂ってまいりました。楓・J・ヌーベルさん、お前シリアスもこなせたのか……。

 


そして何より今回最も盛り上がった点、それは

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王雨嘉さんがコスプレ部門最優秀リリィに輝きました!

 

その快報は瞬く間に世界へ轟き、人々は歓喜の声上げ、地上は喝采に包まれました。
新たなる北欧の至宝の誕生を全世界の人々が祝福しています。

↑王雨嘉さんの活躍にざわつく人

 

ウォール・ストリート・ジャーナルニューヨーク・タイムズタイムズ紙(英)読売新聞リリィ新聞など世界各国の大手新聞社が一面で取り上げた程です。そこにはそうそうたる著名人たちからもコメントが寄せられています。

彼女がコスプレをすると知った時、まさに欲しかったものだと思った。
色薄い美少女の猫耳巫女コスプレ写真が必要だったからだ。

ベネディクト・カンバーバッチ

彼女が映った瞬間に息を飲んだ。
世界のトップスターの中にいても彼女に目が行く。
本人が望みさえすれば彼女はトップスターになれると確信したよ。

ヒュー・ジャックマン

やりましたわ。
優勝は間違いないと思っていました。
どんな色にも染まる雨嘉さんの可能性は無限です。

郭 神琳

この場を借りて、私からも祝いの言葉を一言贈りたいと思います。
本当におめでとう。

 

……神琳さんって優美なように見えて実はバカなのかな。

第9話「コスモス」

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結梨さん捕獲命令

 

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夢結様かっこよい

 

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楓さんいい女すぎて何で負けヒロインなのか不思議になってきた

 

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百由様も理事長代理も有能

 

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は?

 

 

 

 

 

……………………………………

 

 

 

 

 


ゆりいぃ……

 


ううううああああああああああああああああ

 

 


これ観終わったあとしばらく放心しました。
結梨のヒュージ疑惑により展開は一変。やはり人類の敵は人類(ファフナーで見た)。逃亡劇の開幕、と思いきやそこは割とあっさり終わりましたね。ここまで梨璃さんが紡いできたもの、そして日常回を通じて結梨がリリィと通じ合ったものは大人の都合で崩れるものではありませんでした。
当然のように反旗を翻す一柳隊や他リリィの面々も前回・前々回で結梨と交流し、その人間性に触れたからこそでしょう。ギャグ回じみた話がその後に効いてくるのは流石と言わざるを得ません。
そして楓・J・ヌーベルさん格好良すぎる。結梨のために心から憤慨し父親とぶつかる優しさ。その義憤を臆面にも出さず仲間の前では梨璃のためだと言い張る強かさ。今までの変態性のある人格はどこへいった。格好良すぎて惚れる。惚れるを通り越して尊敬してしまう。今後、尊敬する人を訊かれたら楓・J・ヌーベルさんと答えると思う。
もちろん娘のために即動いたお父様も格好良かった(CV桐本琢也だし)。
各所の尽力により梨璃の安全性を確保した途端、事態はまたもや急変。ヒュージさんの登場です。
止めるまでもなくヒュージの元へ向かって行った梨璃は模倣した多数のレアスキルを使い、ヒュージと対敵する。そして……。
なぜ。
何故こんな事になってしまったのだろう。
元はきっとヒュージと疑われたからでしょう。結梨は逃亡中に自分がヒュージと呼ばれた事に苦悩していました。その末に結梨が求めたのは自らが人であることの証明であり、そのためにヒュージと対峙したのだと思います。
爆発から逃げ遅れたのはフェイズトランセンデンスの影響でしょうね。使用後マギが無くなるのは前回描写してたし。
まだ生死は分からないけどこの流れで生きている事は無いだろうなぁ……。

第10話「アネモネ

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結梨、マジで死んだのか……

 

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楓さん相変わらず格好良い

 

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宝探しとの温度差がすごい!

 

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楓さんまさか

 

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全リリィによる複合スキルいいね

 

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楓さん人間が出来すぎだろ

 

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やめろォ!(哀哭)

 

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美鈴様ゴースト祓われてないじゃん!!

 

謹慎により独りで塞ぎこむ梨璃のために髪飾りを探す回。
理由が重すぎるだけにコミカルなやり取りがありがたい。
学園のリリィが(おそらく)全員助けに参じてくれるのも前回に続いて団結感が伝わってきていいね。
そして今回を語る中で外せないのが楓・J・ヌーベルさん。話を経るごとに人間力を底上げしていく女。
いち早く壊れた髪飾りを発見し、密かに新しい髪飾りを作りすり替えておくという諸葛孔明も驚愕の作戦を実行する。
結局は梨璃の目は誤魔化せませんでしたが、自分が責められれば済む話として開き直ります。
本人が全ては梨璃を元気づけるための謀略だと考えているのがもう善人であることの裏付けだよね。
良い女すぎる。そろそろこの特大の善性が世界に波及してヒュージは人を襲う事をやめ、人類から争いと言う概念が消失したりしない?
楓さんには報われてほしいけど、梨璃さんにお礼と共に抱きつかれた事が楓さんにとっては何よりの報酬になるのかな。
梨璃さんも溜まりに溜まった哀惜の情を吐き出せました。仲間達の思いやりが心に届いた結果だと思います。よかった。
最後にダインスレイフの解析結果が明かされましたね。美鈴様ゴーストも再出現したし一体何があるんでしょうね。

第11話「ユリ」

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美鈴様ゴーストめっちゃ喋るじゃん

 

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なんかヤバいの出てきた

 

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重い

 

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味方のチャームを壊すな

 

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ラスボス戦に主人公一人で挑むやつだ

 

最終回前らしくラスボス戦の準備といったところ。
美鈴がカリスマの上位互換、ラプラス持ちだったことが判明し、その影響で未だ夢結の精神に影響を及ぼしてる。そしてどういう経緯か、ヒュージも影響を受けていると。
梨璃だけチャームを使えるのは梨璃もカリスマの上位互換持ちだからかな。
主人公一人でどうするのか、美鈴の真意は、ダインスレイフの影響は、来週どのように決着をつけるのか楽しみです。
それにしてもグロッピの物真似をする神琳は面白かった。やっぱ素は活発なタイプか。

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楓・J・ヌーベルさんは比較的大人しかったですね。

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第12話

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あーーーーーーー

 

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あーーーーーーーー

 

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あーーーーーーーーーーーー

 

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あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

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ああああああああああああああああああああああああああ

 

 

 

 

 

終わった。

 

 

 


最終決戦、最高でした。
梨璃とルナティック夢結の共闘、そして全校生徒によるノインヴェルト戦術。
これもうアニメ界のアベンジャーズ/エンドゲーム』だろ。
梨璃が絶望の中で立ち上がったところに聞こえてきた楓・J・ヌーベルさんの「On your left」には目頭が熱くなった。続々と登場するリリィ達を率いて「Assemble」の掛け声と共にノインヴェルトを決行するシーンは思わず歓声を上げてしまったね。半年後には興行収入28億ドルくらい達成してると思う。

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梨璃と夢結だけで挑むも力の及ばない初戦、一柳隊の参戦によるノインヴェルト、それすらも届かないラスボスの戦闘力、マギスフィア奪還と同時に全校生徒の参戦、一柳隊による全力のパス、梨璃と夢結によるとどめの一撃。
もはや芸術。まさに12話かけて紡いできたものの集大成。捻りは無いが、むしろ王道だからこそ熱くなれるというもの。凄まじい熱量にただただ圧倒されるばかりだった。
そしてラスボス戦後の入浴タイムは学年の壁を取っ払った混浴。これは全校生徒で共闘を行った後のイベントらしくて良いね。何故か浴場でハンカチを噛みしめる楓・J・ヌーベルさんも相変わらずで安心した。
しかしこのまますんなりエンディングを迎えることは無く、弱体化したヒュージの母艦、アルトラ級を倒しにいく事に。
ダインスレイフにアルトラ級を倒す術式を仕込んだものの、それを扱えるのは梨璃だけのようで、シュッツエンゲルの夢結と共にネストへ向かいます。
そんな中、夢の中で梨璃は結梨に合いました。故人が心を通じて助けに来る展開は効くからやめてくれ。
あとダインスレイフを通じて美鈴様の真相も判明しました。愛がチャームに刻まれ、ヒュージに伝染し、結果ヒュージを狂わせたということらしいです。こわいね、愛。
あと地味に思ったのがアルトラ級討伐の流れで。ダインスレイフにアルトラ級を倒す術式を仕込む、現状ダインスレイフを扱えるのは梨璃だけ、シュッツエンゲルの夢結も同行、ダインスレイフを通じて美鈴の真実を知る、という何気に短くまとめながらも破綻が無く見事な構成だったと思います。
最後は無事に帰還し、ゴシップ記事エンド。アサルトリリィらしい味を出しながら綺麗に終わりましたね。
百由様ミリアム・ヒルデガルド・v・グロピウスちゃん(覚えた)がシュッツエンゲルの契りを結んだのは全部持って行った感があってちょっと面白かったですが。それはそれとしておめでとう。
不満点があるとしたら全校生徒によるノインヴェルトはアルトラ級ヒュージに使ってほしかったかな。
まぁ設定上アルトラ級に戦闘力は無くて表にも出てこないらしいからこういう形になったんだと思うけど。

楓・J・ヌーベルについて

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人類が誇るべき善人、楓・J・ヌーベルさんの話です。
第1話を観た当時はあまりにも古典的なキャラ造形とオタクを釣るためのようなレズビアンっぷりに憤りを覚えるほどでした。
しかし話が進むごとに次々と明らかになるその逞しさ、芯の強さ、面白さ、何よりも優しさ。
私はその生き様全てに敬服しました。一刻も早く楓・J・ヌーベルさんの為の賞を作った方がいい。名前は「ヌーベル賞」で。
勝ち目の無い梨璃への恋慕、それを理解しながらも尽くし通す己の義。それは人が望みながらも決して持ちえなかった正しき心。
梨璃への淫欲すらもはや愛ゆえの真っ直ぐな感情なのではないか。綺麗なものなのではないかと錯覚するほど。
それでいて本人は己の善心を周囲には見せない。あくまでも自分の愛欲を満たすため、当然の行為だと示すのだ。

 


人が背負える徳ではない……。
もはやその善なる心は人の領域を超え、いずれ女神として崇められる。
人類史、いや新たなる人類神話の女神としてその名は刻まれるだろう。
そしてたぶん、メガテンVかペルソナ6に登場すると思う。

郭神琳と王雨嘉について

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この二人がEDでレズセックスしていなかったらこのアニメを最後まで観る事はなかったと思います。
ありがとう、EDでレズセックスしてくれて。

 

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郭神琳さんはあれですね、上品に振る舞いながらも熱いものを秘めてるタイプですね。端々に出る行動のお茶目さからもそれが伝わってくる。
いやそもそも狙撃試験の時点で全てを物語っていた。完全にヤンキーの行動だろそれ。
むしろはっきりと物申さずにああいう手段で訴えて来るあたりヤンキーよりも厄介かもしれない。
でも正義感は非常に強く、委員長タイプっぽいですね。お前が風紀を乱すな。

 

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そして王雨嘉さん。この子はとにかく自信が無い。典型的な内気人間。神琳さんとは相性が悪そうです。EDでレズセしてるけど。
優秀な姉と妹に囲まれ、更に親に見捨てられたと思い込んでいて、それが自身の無さに繋がっているようです。思い込んでいるだけなので実際は違うというかむしろ逆。二水さんもそう言っている。

まぁそれも4話までの話で、信頼できる仲間ができて以降は仲間の為に頑張ろうと気持ちを入れ替えています。あと猫が好き。ベッドでもネコっぽい。

 

この二人の関係にやられた人は多いんじゃないでしょうか。私もその一人です。
最初は「お、この手のアニメにありがちな夫婦系の百合カップルねー」みたいな感じで観ていましたが、全くそのような様子は無い。お世辞にも仲が良いとは言えない模様。それが狙撃の試練を経て進展、お互い背中を預けられる仲に。
あの試験、絵面は物騒ですけど要は信念と信頼のぶつけ合いですからね。青春ですよ青春。そりゃあ仲良くもなりますよ。
ここから仲睦まじい様子を見せつけられるのかと思いきや、一緒にはいるけどあまりくっついてはいない。……なんか逆に生々しいな。
部屋ではどうなってるんでしょう。やっぱりイノチ感じてるんですかね。
それにしても4話時点で神琳の言う事に絶対の信頼を寄せていたけど何があって心を許したのでしょうね。別の媒体で分かるのでしょうか。

総括

以上の感想をもってアサルトリリィの評価は決定されました。
最高のアニメ、と。
評価内容を語ったところでまた同じ事を書く羽目になるので割愛します。
やっぱりアニメは最後まで観ないと何も分かりませんね。その事をよーく思い知らされました。
ニーチェもこう言っていますし。

真実のアニメは、観た事が無駄に終わることは決してない。

フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ

 

ちなみに一番好きなリリィは王雨嘉さんです。

ノリで書きすぎてアサルトリリィ有識者の方々に見つかったら○されそうなので逃げます。
ありがとうございました。

 

 

 

 

 

小説『アサルトリリィ~一柳隊、出撃します!~』を読み始めたんですけど、邂逅して即梨璃さんの尻を触る楓・J・ヌーベルさんに笑った。